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サッポロHD不動産新会社 来年にも新事業 オフィスビルなど軸に
サッポロホールディングスの不動産会社「恵比寿ガーデンプレイス(YGP)」(東京)は二十九日、今月設立した子会社「サッポロ都市開発」(札幌)が、来年中にも札幌で新規の不動産案件を手がける方針を明らかにした。また、北洋銀行の同社への出資比率は2%となった。

 サッポロ都市開発は来春、複合商業施設「サッポロファクトリー」の所有・運営をYGPから引き継ぐ。YGPは全国のサッポロの不動産を活用した事業を展開してきたが、サッポロ都市開発は既存の不動産活用だけでなく、札幌市を中心に新規の不動産案件も手がけることを狙いに設立された。当面は「オフィスビルを軸にホテルや商業施設、都心部の賃貸マンションなど幅広く考えている」(YGP)という。

 サッポロ都市開発の資本金は五十億円。95%はYGP、残る5%は道内外の企業が出資する。北洋銀は、サッポロファクトリーのテナント紹介などでYGPと関係があり、同行から新会社に2%(一億円)出資することで関係を強化する。

曽田異例3年契約 西谷は1850万円
5選手の契約更改交渉が25日、北海道フットボールクラブ(HFC)事務所で行われ、DF曽田雄志(29)が前回提示から100万円増の1800万円でサインした。MF西谷正也(29)は微増の1850万円でサイン。MF鈴木智樹(22)、MF上里一将(21)は500万円でサインしたが、期限付き移籍も希望した。FW相川進也(24)は50万円減の700万円を保留した。

 曽田がヘディング日本一を誓った。“銭闘”を宣言していた曽田が2回目でサイン。そしてこの年齢では異例の3年契約。「だいぶ良くしてもらったんで、サインするだけでした」と提示額にも満足そうだ。札幌の強化部とは1回目の後にも電話で下交渉を行ってきただけに、条件にも不満はなさそうだ。

 気持ちは来季に向いている。この日は交渉後、札幌ドームのジムで約2時間の自主トレを行った。「まず残留すること。周りからいい選手と思われるプレーをしたい」

 持ち味はやはり高さ。日本代表の中沢(横浜M)、闘莉王(浦和)など、日本屈指のヘディングの強さを誇る2人にも、真っ向勝負を挑む。「楽しみです。J2でいくら大きい選手に勝っても何も言われない。いつもうまくいくわけじゃないけど、最善を尽くしたい」と頭では負けないことを誓った。

 西谷も1850万円でサイン。「浦和とはやりたくない。ブーイングされるから(笑)」と冗談めかしたが、すでに20日からトレーニングを始めている。「けがをしないような体をつくりたい」と、好きな酒もしばらくは封印。J1への準備を着々と整えている。
札幌・夜景の穴場 もいわ山頂に氷の展望台
札幌市街地の夜景を楽しめる氷の展望台「もいわ山・アイステラス」が二十一日、札幌市南区のもいわ山ロープウェイ山頂駅横に完成した。

 テラスはロープウェイを運営する札幌振興公社が、木の葉の落ちた冬期間だけ夜景が望める場所に造った。使った氷は約八トンで、奥行き七メートル、幅五メートル。アーチをくぐると、青や赤など色鮮やかな発光ダイオード(LED)で輝く氷のいすが並ぶ。

 同公社は「職員しか知らなかった絶景のスポット。ぜひ見に来てほしい」と話している。

 テラスの完成に合わせて、山頂駅内には「スタンド・カフェ・もーりす」が開店。道産のジャガイモやニンジンなどを使った三種類のスープ(各三百円)やコーヒー(同)などを販売している。来年二月十一日まで。カフェの営業時間は午後四時-同八時。

ホクレンが過去最高の5位/駅伝
<全日本実業団対抗女子駅伝>◇16日◇岐阜・長良川競技場発着、6区間42・195キロ(1区6・6キロ、2区3・3キロ、3区10キロ、4区4・1キロ、5区11・6キロ、6区6・595キロ)

 ホクレンがチーム史上最高の5位に入った。1区は25位だったが、3区のオンゴリ・フィレス・モラー(21)が区間トップの走りで16人抜き、一気に6位に押し上げた。5区の赤羽有紀子(28)も福士加代子(25=ワコール)に7秒差と肉薄する区間2位で、順位は3位まで上昇。最終6区で5位に落ちたが、05年の6位を上回った。

 チーム史上最高順位にも、喜びより悔しさが大きかった。森田修一監督(42)は「1区(根城)が10位前後で来てくれたら、3位以内どころか優勝争いもできたと思う」と満足していなかった。エース赤羽も「思ったより体が動かなかった。3位に入りたかった」と複雑な表情でレースを振り返った。1区の遅れをカバーし切れなかったことを悔やんだ。

 11月の東日本実業団女子駅伝(3位)も、序盤の出遅れを3区のフィレスと5区の赤羽の力走で詰めるという同じような展開。その分、来季への課題は見えてきた。森田監督は「まだ選手らの取り組みが甘いということ。何が良くて何が悪かったかをしっかり分析して、来年は優勝争いに絡みたい」と練習内容の改善を掲げた。08年、ホクレンにはさらに厳しい練習が待っている。


どっと雪 やっと冬 札幌・南区28センチ、倶知安町で26センチ
発達中の低気圧の影響で、道内は十四日午前、道央や道東で荒れ模様の天候となり、札幌市内は今冬一番の降雪量を記録した。同日夜から十五日未明にかけて道南、道東で強風が吹き、十五日夕方からは冬型の気圧配置が強まる見込みで、札幌管区気象台は突風や高波、大雪への注意を呼びかけている。

 同気象台によると、十三日夕の降り始めから十四日午前十時までの降雪量は札幌市南区小金湯で二八センチ、後志管内倶知安町で二六センチ、十勝管内中札内村上札内で二三センチなど。札幌市中央区でも一六センチを記録した。

 降雪の影響で新千歳空港は今冬初めて滑走路が一時的に全面閉鎖となり、午前十時現在で五便が欠航、丘珠空港では三便が欠航した。

 札幌市内では朝から市民が湿った雪の除雪作業に追われた。一方、雪不足でオープンを延期していたさっぽろばんけいスキー場(札幌市中央区)は十四日オープン、札幌藻岩山スキー場(南区)も十六日にオープンすることを決めた。

 道内は十四日夕方にかけて、日本海側南部で三○センチ、太平洋側で二○センチの降雪が予想されているほか、最大風速は太平洋側東部海上で二○メートルに達する見込み。
09年石狩管内1学区化 トップ進学校が人気 縛り解け「より上へ」
二○○九年春に予定されている石狩管内の道立高校入試の学区統合で、「一期生」となる現在の中学二年生の志望校の動向が、民間テスト業者のまとめで初めて明らかになった。札幌市内の現行石狩第一-第五学区のトップ進学校がこれまで以上に人気を集めており、学区の縛りが解け、より上位を目指そうという「挑戦志向」がうかがえる。

 全道で最大規模の模擬試験「北海道学力コンクール」を主催する札幌市の進学舎(高垣隆一社長)が、中学生や父母を対象に初めて実施した講演会で説明した。

 分析対象は塾の夏期講習会場を中心に全道で行われた直近の今年八月の模試。石狩管内では中学二年生のほぼ三割にあたる五千六百七十五人が受験し、第一志望から第四志望まで記入してもらったものを単純集計した。

 それによると、石狩一-七学区ごとに受験生を分類し、それぞれどの現行学区の高校を志望しているかを、現在の三年生が受験した前年同期の模試と比べたところ、すべての学区で地元学区の志望割合が数パーセント減り、他学区へ流れる傾向が表れた。

 そうした流動化した受験生の志望校は、札幌西を筆頭に札幌市内の各学区でトップの大学進学実績がある五校に集中。今回の模試受験者は前年八月より七十一人減少しているが、高校別の志望者数を見ると、近郊の第六学区(江別市)の大麻高、第七学区(千歳市、恵庭市、北広島市)の北広島高を除き、軒並み増加している。

 これに対し、トップ校に続く各校が、軒並み志望者を減らしている。成績上位者を中心に札幌市外から市内への流入が強まるとともに、ワンランク上に挑戦しようという層が、管内全体で学区の壁を超えて流動化する傾向が見て取れる。同社テスト部の石川圭一主任は「あくまでも中学二年生の志望校データであり、今後、さまざまな要因で変動する可能性がある。まずは高校入試制度全体をきちんと理解することが大事」と強調している。

ドームでプロ実感 中田ら入団8選手 道内施設を見学
日本ハムへの入団が決まっている8選手が9日、道内入りし、札幌市内の札幌ドームや屋内練習場、合宿所を見学した。選手たちはホームグラウンドの感触を確かめ、北海道のファンの前で活躍する未来の姿を思い浮かべた。

 見学に訪れたのは、日本ハムが高校生ドラフトで指名した1巡目の中田翔外野手(大阪桐蔭高)ら高校生6人と、大学生・社会人ドラフトで指名した3巡目の宮西尚生投手(関西学院大)、4巡目の村田和哉外野手(中大)。

 札幌ドームに足を踏み入れた中田は、バッターボックスに立って素振りをしてみせ「ドームはすごく広くてびっくりした。マウンドとの距離が短く感じるほどだった。プロに入る実感がわいてきた」と笑顔を見せていた。

 高校生ドラフト7巡目の浅沼寿紀投手(旭南高)は札幌ドームのマウンドに立つのは初めてで、「早く1軍に上がり、ここで投げられるように頑張りたい」と語った。

 8選手は10日午前に球団と正式契約を交わした後、同日午後に入団会見を行う。

レラカムイ今季2度目の4連敗/JBL
<バスケットボール日本リーグ:三菱電機86-77北海道>◇25日目◇8日◇札幌・月寒アルファコートドーム

 レラカムイ北海道は77-86で三菱電機に屈し、今季2度目の4連敗となった。順位は7位のままだが6勝11敗で借金は5。エースのジェワッド・ウィリアムズ(24)のプレーに対し疑問の声が上がるなど、一枚岩だったチームにヒビが生じる恐れすら出てきた。

 第3クオーター(Q)で50-58の劣勢をウィリアムズの3点シュート3連発で一時は逆転した。だが流れはここからおかしくなっていった。

 ウィリアムズはその後も外郭シュートにこだわり、インに切り込むプレーが姿を消した。北海道は本来のバスケットができないまま敗れ去った。

 折茂武彦(37)は「スーパースターはいらない。ジェイ(ウィリアムズ)1人では試合に勝てない」とばっさり。東野智弥監督(37)も「やりたいバスケットがあるのに、個人で走ってしまうと駄目」と反省の弁。9日、前半戦最後のホームゲーム、アイシン戦に泥沼脱出の望みを託す。

タスコ 株主3万7000人の権利失効も 2月、10株を1株に併合
そば居酒屋「高田屋」などを展開する、経営再建中の外食チェーン、タスコシステム(札幌)が、二期連続の債務超過による上場廃止を回避するため、今月中に大幅増資を行う。発行済み株式が急増するため、来年二月に十株を一株にする株式併合を実施。これにより、保有株が少ない株主約三万七千人が株主の地位を失う恐れが出ている。

 タスコは保有資産の評価見直しなどで、二○○六年十二月期に続いて○七年六月中間決算も十九億五千万円の債務超過。同十二月期に解消できないとジャスダック上場が廃止となる。廃止回避のため、国内投資ファンドを引受先とする第三者割当増資などを十九日までに実施し、約三十八億円の資金調達を行う。

 タスコの現在の発行済み株式総数は約四十八万六千株だが、増資で約二倍の約百万株に膨らむ。「企業規模に見合う株式数にすると同時に、年数千万円の管理コストを抑える」(同社)ため併合を決めた。

 株式併合は札幌で十八日に開く臨時株主総会で決定する。約四万六千人のタスコ株主のうち、十株未満の株主は80・8%の三万七千三十七人。併合で十株未満の株式は一株以下の端株になるため、投資家は十株以上に買い増すか、株を手放して分配金を受け取ることになる。

 ジャスダックは「市場に混乱を与えるおそれがある」と注意喚起する公表措置をとった。

 株式併合は今年、上場二社が実施したが、株主が権利を失う規模は個人株主の多いタスコが突出。同社の株主優待は一株(七日の終値は四千九百十円)に三千円の優待券が付くなど手厚く、優待目当ての個人が多いためとみられる。年間約四億円の優待コストも重く、同時に優待も切り下げる。

 タスコは「上場維持のための債務超過解消が最優先。来年以降、持続的に黒字化を目指す」と理解を求めるが、株主からは優待の維持などの問い合わせが多いという。

 株主の権利に詳しい大和総研制度調査部の横山淳統括次長は「株式併合はその理由と少数株主への配慮について、十分な説明が必要」と指摘している。

ゴルフ場運営のたかを観光が再生法申請
札幌市内で3カ所のゴルフ場を運営する「たかを観光」(札幌市)は6日、札幌地裁に民事再生法の適用を申請、受理されたと発表した。負債総額は約226億円。営業は継続するという。

 同社は1998年、経営が悪化し、和議法(現民事再生法)に基づき札幌地裁に和議を申請し、経営再建中だった。だがゴルフ人口の減少や競争激化で計画通りの財務改善が進まなかった。

 今後は地元企業などの支援を受けて再建を目指すという。

道内信金 業務純益8%減 貸出金伸び悩み 9月中間決算
北海道信用金庫協会は六日、道内二十五信金の二○○七年九月仮決算(中間決算)概要を発表した。金利上昇による預金利息の支払い負担の増加に加え、資金需要の低迷で貸出金残高が伸び悩んだため、全信金合計の経常利益は前年同期比15・68%減の百二十二億八千九百万円、本業のもうけを示す業務純益も同7・99%減の百六十六億四千万円となり、収益性が低下した。

 昨年七月のゼロ金利政策解除に伴う金利上昇で貸出金の利息収入も増加し、売上高に当たる経常収益は同7・80%増の六百七十億四千九百万円となったが、純利益は同12・81%減の九十三億五千六百万円に縮小した。

 預金の平均残高は個人預金を中心に同1・78%増の五兆九千五百八十億三千三百万円となったが、貸出金の平均残高は同0・14%減の二兆九千五百六十八億七千九百万円となり、預貸率は低下。預金金利は段階的に引き上げられたが、貸出金利の利上げ交渉が難航し、総資金利ざやは同0・03ポイント減の0・36%に悪化。不良債権比率は同0・20ポイント低下の4・88%に改善した。

 信金別では、中小企業向け融資や住宅ローンが好調だった札幌信金や苫小牧信金などが増益を確保したが、十五信金で収益が悪化。このうち帯広、留萌の両信金が赤字となった。

 帯広信金は六月に自己破産した食品卸の井上力商店(負債総額三十二億円)などの大型倒産が重なり、純損失四億九千六百万円を計上。留萌信金も貸倒引当金を積み増し、二億三千八百万円の赤字となった。ただ、両信金とも「下半期の貸倒引当金も前倒しで計上しているため、通期では黒字を確保できる」としている。

 道内信金は十月に名寄、士別両信金が合併して二十四信金となったが、九月中間決算は二十五信金分をまとめた。
(北海道新聞 引用)

いなむら一志が「イマジン音楽祭」を開催
夕張市出身のシンガー・ソングライターいなむら一志(58)が4日、札幌市内で08年10月9日に「イマジン音楽祭」を開催すると発表した。ジョン・レノン(享年40)が70年に発表した「イマジン」のように平和を訴える詩を、小、中、高校生から募集。その詩に北海道内で活動するシンガー・ソングライターが曲をつけ、同音楽祭で歌う。発起人のいなむらは「平和のために何か起こそうと思った。北海道のメッセージとして世界に発信したい」と話した。
(日刊スポーツ 北海道版 引用)
ロッソ熊本、FC岐阜のJ2加盟を承認 Jリーグ臨時理事会
Jリーグは3日、臨時理事会を開き、今季の日本フットボールリーグ(JFL)2位のロッソ熊本、同3位のFC岐阜の新規加盟を承認した。両クラブは来季2部(J2)に初参加する。これによりJ2が15チームになるため、現行方式の4回戦総当たりから3回戦総当たりに変更となる。

 鬼武健二チェアマンは記者会見で「双方とも赤字の状況で経費を節約する必要がある。身の丈にあった経営をしてもらって、少しずつそれを大きくしてもらいたい」と述べた。特にFC岐阜は経営面の改善やスタジアムの整備などが課題とされていたが、改善のめどがついたという。

 同理事会ではJ2優勝の札幌、2位東京Vの1部昇格も正式承認。また5、8日の入れ替え戦でJ1広島と対戦するJ2で3位の京都が勝った場合にJ1昇格資格があることも確認された。

 JFLから2チームがJ2入りすることで、全国地域リーグ決勝大会3位のFC Mi-OびわこがJFLに昇格する。

(北海道新聞 引用)

日本ハム稲葉が決勝適時打/アジア予選
<北京五輪アジア予選:日本4-3韓国>◇2日◇2日目◇台湾・台中

 勝利を呼ぶ打球が、一、二塁間を抜けた。3-2と1点リードで迎えた8回表1死三塁。日本代表の7番・稲葉篤紀外野手(35=日本ハム)はカウント2-3から、4球ファウルで粘った後の10球目を引っ張った。打球が外野へ抜けた瞬間、稲葉はガッツポーズ。日本の一塁側ベンチ、そしてスタンドが大きく歓喜した。3点目を奪った3回から、追加点まで長かった。苦しみ抜いた末の、待ち望んだ4点目だった。

 稲葉「投手も頑張っていたし、何とかしたかった。ガッツポーズは自然に出た。覚えていない。普段はあまりしないんだけど。星野監督に『思い切っていけ』と言われたので必死、無我夢中でした」

 執念の得点だった。先頭の阿部が右中間を破る二塁打で出塁すると、星野監督は代走に荒木を送り、2安打の村田に、フィリピン戦での死球で先発を外れていた井端を代打に送った。犠牲バントのための代打。井端はきっちり走者を送った。結果的には、この4点目が勝負を分けた。

 3点目までは順調だった。1回裏に成瀬が1発を浴びて先制された。嫌な雰囲気が漂う中、直後の2回表に先頭の新井が二塁打でチャンスをつくった。二塁ベースへ、ヘッドスライディング。「死球でも失策でも、何でもいいから塁に出ようと思っていた。打撃も守備も必死だった」と新井は言った。サブローの適時打で同点に追い付き、敵失で勝ち越しに成功。さらに3回には阿部の適時打で加点した。新井はフィリピン戦に続くチーム初安打で突破口を開いた。阿部は前日4安打、この日も3安打と大当たり。しかし、ヒーローなどいない。稲葉が「全員で勝てた勝利」と評したように、全員がつないで奪った得点、そして勝利だった。

 星野監督は「(先制されたが)サブローがすぐに同点にしてくれ、慎之助がきちんと返してくれた。稲葉の1点も大きかった」と、興奮した様子で振り返った。この日は3度の犠打を成功させ、2度を得点に結び付けた。10安打のうち長打は2本だけ。フィリピン戦も16安打しながら長打は2本だけ。計26安打のうち22安打が単打と、徹底された打線の意識がうかがえる。中盤は得点できずに苦しんだものの、個々の打者がすべきことは、まったく揺らがなかった。